文部科学省は1月24日、これまで大学生を中心に実施してきたアントレプレナーシップ教育を高校生などへ拡大するための取り組みの推進役となる「起業家教育推進大使」の任命式を開催した。式典に出席した山本左近大臣政務官が田中仁前橋 商工会議所副会頭(株式会社ジンズホールディングス代表取締役CEO)ら10人の大使に任命証を授与。スタートアップ創出の抜本的強化に向けた「スタートアップ育成5カ年計画」と起業家教育の推進に向け、各種広報活動やイベントにおける 講演などへの協力を要請した。
大使に任命された前橋商工会議所の田中副会頭は、「地域や国が元気になるには起業家がどんどん生まれるようにならなければ絶対に活性化しないという思いで、2013年から群馬イノベーションアワード、群馬イノベーションスクールという活動を10年続けている。その活動を通じて改めて効果を実感している」と自らの取り組みを説明。「文科省が本腰を上げて起業家育成に取り組むということは、日本にとって非常に有意義であり、少しでも尽力できるよう頑張りたい」と述べ、今後の活動に意欲を示した。
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