大阪商工会議所など関西2府5県の商工会議所はこのほど、大阪・関西万博開催2年前となる4月13日を迎えるに当たり、前後約2週間である1日から5月7日を「万博2年前PR強化月間」と位置付け、万博のPR活動を強化する。期間中は、セミナーやPRコーナー、会報誌、SNSなどで万博情報を発信。関西商工会議所連合会の全71商工会議所が一体となった機運醸成活動を展開していく。
同連合会では、会員企業の万博参加に向けた情報提供や万博への機運醸成の推進を目指して「2025年大阪・関西万博 機運醸成ワーキンググループ(WG)」を2022年に発足。同年9月から、万博の進捗(しんちょく)状況や各地の取り組みと課題、共通PRツールなど、商工会議所間での情報共有を進め、共同事業の企画を検討してきた。
PR強化期間中は、各商工会議所の事務局内の受け付けやパンフレットコーナー、イベントなどでの万博のPRコーナーの設置、会報誌やホームページでの「万博特集記事」の掲載、公式ロゴマーク・キャラクター「ミャクミャク」を活用したホームページやSNSの「万博仕様化」で情報発信を強化。また、万博ポスターやチラシなどの掲示、名刺や封筒などへのロゴマーク・キャラクターの印刷などの活動を継続的に行う。
4月18日には、WGに加盟する商工会議所会員企業向けの「企業参加・機運醸成セミナー」をオンラインで開催。万博の準備状況や企業参加メニューなど、最新情報を幅広く提供する。
同所の鳥井信吾会頭は「世界の約150カ国が参加し、人と人とのリアルの出会いのチャンス、コミュニケーション復活の大きな機会になる。大阪・関西の商工会議所が一体となって万博の機運醸成活動を加速し、日本経済再生のためうまく活用して成功させたい」と意気込む。
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