三条商工会議所青年部(新潟県・三条YEG)はこのほど、「助け合いや協力する大切さ」を題材とした子ども向け絵本「カジレンジャーとまぼろしのひめさゆり」を発行した。
絵本の主役は、2004年の三条市で起きた水害時にまちを元気にしようと誕生した同所青年部のキャラクター「カジレンジャー」。絵本を活用し、同じ目標に向かって皆で力を合わせることの大切さを子どもたちに伝えることを目的に、新潟県出身の絵本作家・あだちあさみさんと共同で制作した。
絵本は、燕三条地域の特産品や名所をキャラクターや背景に使い、カジレンジャーがピンチを乗り越えたり、助けられたりするストーリー。巻末には、絵本に登場した名物を写真付きで説明するページを設け、子どもたちに地域の魅力を伝えて郷土愛を育んでもらう内容となっている。
同所青年部は、「ぜひ燕三条地域の子どもたちに読んでもらいたい。読み聞かせをする子育て世代の方にも、青年部を知ってもらうきっかけにしたい」と話す。
絵本は、同地域の保育施設、小学校、図書館、養護学校、小児科などに寄付するほか、ショーやイベント、WEBなどで販売していく。
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