白石商工会議所(宮城県)と白石市、宮城県は5月3~5日、「第65回全日本こけしコンクール」を白石市文化体育活動センター「ホワイトキューブ」で開催した。同コンクールは、全国のこけし工人(職人)を対象に「伝統こけし」「創作こけし」など5部門で作品を募り、各部門の優秀作品に各大臣賞、知事賞、日本商工会議所会頭賞などを授与するもの。観光工芸産業の振興発展を目的に1959年から開催されている。
今回は、全国186人から786点の作品が寄せられ、最高賞の「内閣総理大臣賞」は伝統こけし部門から山形県米沢市の田中惠治氏の作品が受賞した。日商会頭賞には、神奈川県相模原市の加藤世紀氏の作品(創作こけし部門)、白石商工会議所会頭賞には山形県川西町の牧野均氏(創作こけし部門)の作品が選ばれた。
会場では、受賞作品をはじめとするコンテスト出品作品の展示販売や伝統こけし工人による実演販売を実施。また、サイズが4寸(約12㎝)以下のこけしを集めた「ちゃっこいこけし展」や福島県の中ノ沢温泉周辺で受け継がれてきた「中ノ沢こけし」の販売会、白石の地場産品販売、日替わりイベントなどの催しも行われた。今回は3日間で約2万7000人が来場し、さまざまなこけしを鑑賞した。
詳細は、http://alljapan-kokeshi.com/を参照。
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