岡崎商工会議所(愛知県)は7月4日を皮切りに来年3月まで、全6回の「女性社員交流会」を開催している。同事業は、女性社員が職場を超えて悩みを共有し、他社の事例を学ぶことで自身の働き方を考えるとともに互いを高め合うネットワークをつくる場を提供しようというものだ。
交流会には20代から40代まで、製造、サービスなど多彩な業種の18人が参加。初回は同所で「キャリアデザインセミナー」が開催され、働き方改革やキャリアアップのヒントについてキャリアコンサルタントが講演したほか、グループに分かれて意見交換し、参加者らは自身のキャリアプランや悩みなどについて積極的に発言した。
第2回、第3回は9、10月に女性活用に先進的な岡崎市内の企業の見学会を実施する予定だ。女性だけの商品開発チームを持つ眼鏡レンズメーカー東海光学、女性目線で商品ブランディングを推進する太田油脂を訪ねる。その後は全員参加型のトークセッション、コミュニケーション向上セミナーなどを実施し、最終回では上席者や人事担当を迎えて成果発表報告会を実施する。「中小企業では社内に働き方のモデルとなる女性が少ないのが現状。ここで得た知識や情報を職場で生かせるような講座にしたい」と同所は話している。
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