北上商工会議所(岩手県)と北上市、市教育委員会、北上観光コンベンション協会で構成する実行委員会は、8月3~5日の3日間、「第57回北上・みちのく芸能まつり」を開催した。まつりは100を超える民俗芸能団体が一堂に会する民俗芸能の祭典。鬼の面を付けた踊り手が勇壮に踊る「鬼剣舞(おにけんばい)」や、鹿頭(ししがしら)を付け約3メートルのササラ竹を背負って踊る「鹿踊(ししおどり)」のほか、「神楽」「田植踊」などが市内各所で演じられ、観光客など多くの人が訪れた。
初日は、「高校生郷土芸能フェスティバル」や「少年鬼剣舞」が行われたほか、市民参加の市民パレードが華やかに繰り広げられた。2日目の夜はJR北上駅前大通りでまつりのメインイベントである「鬼剣舞大群舞」が行われ、かがり火の前で200人の踊り手が圧巻の舞を見せた。最終日には1万灯の灯籠(トロッコ)を北上川に流すトロッコ流しと花火大会が行われ、芸能まつりのフィナーレを飾った。
開催に先立ち、同所はまつりをPRする「きたかみキャンペーンレディ2018」を募集。6月23日に決定した3人は、初仕事としてまつり初日の市民パレードに参加、先頭で踊りを披露した。今後は1年間、さまざまなイベントに参加し、北上の観光や物産などのPR大使を務めていく。
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