日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2018年7月の訪日外客数が前年同月比5･6%増の283万2千人となり、18年1～7月の累計が前年同期比13･9%増の1873万1千人に達したことを発表した。283万2千人は、7月としては過去最高。これまでの7月の過去最高は、17年7月の268万2千人だった。

国・地域別では、中国が単月として過去最高を記録したほか、15カ国・地域(台湾、タイ、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)で7月として過去最高を記録した。

JNTOでは、「新規就航や増便による航空座席供給量の増加に加え、継続的に展開している訪日旅行プロモーションの効果もあり、訪日外客数全体としては昨年同月を上回った。一方で、6月に発生した大阪府北部の地震や7月豪雨の影響により、これまで訪日者数の伸びをけん引してきた東アジア市場の一部で、訪日需要が抑えられたことが、訪日者数全体の伸びの鈍化に影響を及ぼした」と分析している。

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