中小企業庁はこのほど、後継者が既存の経営資源を生かした新規事業アイデアを競い合うピッチイベント「アトツギ甲子園」(第4回)のエントリー受け付けを開始した。募集対象は、39歳以下の中小企業後継者。全国を「北海道・東北」「関 東・中部」「近畿」「中国・四国」「九州・沖縄」の5ブロックに分けて地方大会を行い、地方大会を勝ち抜いた後継者は、2024年3月に開催する決勝大会(ファイナル)に出場できる。最優秀賞受賞者には中小企業庁長官賞を授与する。エントリー締め切りは12月15日。
また、事業承継の機運醸成などを目的に、後継者によるチャレンジを支援する全国ネットワークとして「アトツギ支援コンソーシアム」を設立。都内で設立イベントを開催し、自治体や金融機関の担当者からの支援事例の紹介、トークセッショ ンを実施した。
同コンソーシアムには日本商工会議所のほか、各地の商工会議所からは、宮崎、京都、玉名、高崎、佐倉、上越、盛岡も参加するなど、7月時点で350以上の民間機関が参画。毎年フォローアップ会議を開き、支援事例の共有、支援機関同士の連携、アトツギ甲子園との連携強化などにつながる取り組みも検討していく。
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