九州商工会議所連合会(会長:藤永憲一福岡商工会議所会頭)は9月14日、ベトナム・ハノイ市でベトナム商工会議所(ブー・ティエン・ロック会頭)と協力合意書(MOU)を締結した。同MOUは九州・沖縄の78商工会議所の同国との関係構築や、会員企業の販路拡大、経済交流、人材交流など積極的な海外展開の後押しを図るもので、九商連が海外の商工会議所とMOUを締結するのは初めて。
これにより両者はビジネス環境の向上、貿易・投資などに関する情報交換、使節団の交流、セミナー・会議の開催などで連携する。経済成長著しい同国で、ベトナム商工会議所は約1万社が加盟する経済団体であり、今後会員企業が進出する際に協力が期待される。
締結式には藤永会長をはじめ、井田出海副会長(佐賀・会頭)、岩崎芳太郎副会長(鹿児島・会頭)ほか5人が出席。藤永会長は締結式のあいさつで、「MOU締結を機に、九州・沖縄地域とベトナムとの交流がさらに活発になることを期待する」と述べた。来月には熊本商工会議所がホーチミン市を訪ねるなど、早速交流がスタートする。
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