日本商工会議所は、9月20~23日、都内で開催された「ツーリズムEXPOジャパン2018」に、各地商工会議所が開発したオリジナル旅行商品を紹介する展示ブース「『行きたくなる』が、いっぱいある~ニホン旅まつり~」を出展した。13商工会議所が地域ならではの資源を活用した旅行商品11点を売り込んだ。 (関連記事4・5面に)
「ツーリズムEXPOジャパン2018」に参加した商工会議所は、紋別(北海道)、登別(同)、酒田(山形県)、新庄(同)、上越(新潟県)、糸魚川(同)、上田(長野県)、松本(同)、塩尻(同)、大町(同)、甲府(山梨県)、豊橋(愛知県)、彦根(滋賀県)の13商工会議所。その地域にしかない、その地域でしか体験することのできない着地型旅行商品(旅行者を受け入れる地域でつくられる旅行商品)で地域の魅力をPRしたほか、旅の疑似体験ができるプログラムなどを実施した。
出展した商工会議所からは、「初めてのことばかりで非常に参考になるし、事業者にもフィードバックしたい情報がたくさんある」「今回は具体的な旅行企画のPRではなく、地域を知ってもらうことを目的としていたが、来場者との話から旅行企画のヒントをもらえた。この展示会は生かせる範囲の広い機会になる」といった感想が寄せられた。また、継続的に出展している商工会議所は、繰り返し出展することで商品内容がブラッシュアップでき、旅行代理店担当者とのパイプづくりもできている。こうした商工会議所からは「旅行代理店の担当者と顔なじみになり、『今年も来たよ』と、毎回立ち寄ってくれるようになった。商談もとてもやりやすい」などの声も聞かれた。