会津若松商工会議所(福島県、渋川恵男会頭・渋川問屋)は12月12、13日、会津地域の伝統文化や観光資源を盛り込んだ一泊二日のインバウンド向けのモニターツアーを開催した。ツアーには、台湾出身のインバウンド観光客ら10人が参加。会津の芸能・自然・産業の和文化をまるごと体感できるプログラムを提供した。
ツアーは、和泉元彌さんらが出演した和泉流宗家による会津版狂言や会津東山芸妓による舞の披露、演者が解説するワークショップ、装束羽織り体験などを楽しめる公演会、歴史風情あふれるまち並み散策や商店街などでの買い物体験、全国屈指の秘境路線「只見線」の車窓から自然豊かな絶景を眺める乗車体験など盛りだくさんの内容。参加者からは、「狂言と芸妓の舞台に引き込まれた」「独特の表現とユニークなストーリーが日本の伝統文化の魅力を存分に感じさせてくれた」「鶴ヶ城から広がる風景は圧巻。歴史の重みと美しさが融合し、また訪れたいと思わせる素晴らしい場所だった」などの声が寄せられた。
プログラムは、観光庁の「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」に採択されて開発したもの。造成したコンテンツの一部は今後OTA(Online Travel Agent)で販売し、滞在時間の延長、通過型観光からの脱却、リピート率の向上、観光消費額増につなげる。
(画像:和泉流宗家による狂言(左上)、鶴ヶ城をガイドと巡る(右上)、IoTディスペンサーで日本酒を楽しむ参加者ら(下))
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記事提供: 日本商工会議所
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