全国各地の商工会議所が東京・秋葉原の「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、2023年11月28日~12月4日に合同出店した下松・徳山・光・新南陽の〝逸品〟を紹介する。
山口県の下松・徳山・光・新南陽商工会議所は、工業都市として発展した県東部・周南地域で生まれた新たな特産品などを紹介した。4会議所はかねてより連携して地域活性化に取り組んでおり、今回の出店もその一環だ。
下松商工会議所は、下松産にこだわって地元事業者らと開発した商品を出品。青パパイヤの葉の粉末を練り込んだ乾麺で、パスタ、ラーメン、山口名物「瓦そば」にも使える「青パパイヤ麺」や、ブランド魚「笠戸ひらめ」を使ったパエリアの素(缶詰)などを紹介した。徳山商工会議所は、老舗酒蔵の地酒「原田」や「防長鶴」を出品。名物「とらふく(フグ)」の乾燥ヒレ(ヒレ酒用)、ふくめし(炊き込みごはんの素)も販売した。
光商工会議所は、光市産食用バラの花びらを使ったパウンドケーキとチョコレートを出品。市内のギフト専門店が光市土産として開発し、市内の冠山総合公園で春と秋の「ばら祭」などに販売されている限定商品だ。新南陽商工会議所は、同県で昔から親しまれてきた甘口タイプの麦みそ「ぶちうまい」と周南市のコーヒー専門店が自社で焙煎したコーヒー(ドリップパック)を出品。コーヒーのパッケージには県内の風景が描かれている。
下松商工会議所は、ブースに観光パンフレットも設置し、「周南地域の物産・魅力を知ってほしい」とアピールした。
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