日本商工会議所の小林健会頭は2023年12月13日、経営指導員との意見交換会を都内で開催した。会合には、日商の小林会頭のほか、各地商工会議所の経営指導員ら13人が出席。意見交換では、各指導員から、伴走支援における経営者との信頼関係の構築、売り上げ拡大に向けた設備投資支援、DXによる生産性向上、産学連携で知財を活用した新事業創出など、中小企業の経営課題の解決に向けた伴走支援の取り組みや課題について報告した。小林会頭は、「経営指導員の支援範囲は広く、事業者の経営計画の作成などに深く関与するなど、経営者と同等の判断が求められる」と述べ、「『現場主義』を掲げる商工会議所において、最前線で活動する経営指導員の役割は大変重要だ」と指摘。日商として、経営支援体制の拡充を求めていく考えを示した。
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