日本商工会議所はこのほど、今年で試験制度創設50周年を迎えるリテールマーケティング(販売士)検定の内容を分かりやすく紹介した2024年度版リーフレットを作成、公開した。リーフレットでは、試験科目、出題形式・合格基準・試験時間、受験料、申し込み方法など受験の流れ、試験方法などの概要をコンパクトに表示。1~3級のサンプル問題例(各1問)も掲載しているほか、公式サイトから無料で入手できるサンプル問題や試験時の操作・解答方法などを確認できる試験システムの体験版についても紹介している。
また、流通・小売業界で唯一の資格であり、入社後に資格取得を推奨したり、取得者に手当を支給したりしている企業があることや、ネット試験のため、いつでも受験できることなどのメリットも提示。さらに、資格を取得していると入試で優遇する大学の一覧も掲載し、受験を検討している社会人や興味のある学生など幅広い層に資格の魅力をアピールしている。 リテールマーケティング検定の試験科目は、「小売業の類型」「マーチャンダイジング」「ストアオペレーション」「マーケティング」「販売・経営管理」の5科目。それぞれの科目を学習することで、流通・小売のトレンドや利益確保に向けた品ぞろえ、効率的な人員配置・運営、顧客維持とシェア拡大、人事管理・法令知識・経営分析をはじめとする実務で必要な知識を体系的に学べる試験として定着している。
1974年の試験創設以来、受験者総数は200万人を超え、合格者も100万人超。現在、販売士資格の登録者数は約14万人で、5年ごとの資格更新制度を設けており、資格を継続・更新することもできる。
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