釧路商工会議所(北海道)はこのほど、釧路市ビジネスサポートセンター「k―Biz」と連携し、同所創立100周年記念事業の一環として、新たな創業支援プロジェクト「KCボード(Kushiro Collective Impact Board)」を立ち上げた。人口減少が進む釧路市において、今後民間企業の撤退や廃業、行政サービスの縮小などが懸念されることから「釧路共助プロジェクト」により地域課題解決に取り組むとともに新たなアイデアの実現や事業に挑戦しやすい環境を同地域に根付かせ、地域経済の活性化を目指す。
KCボードは、民間の活力を後押しし、地域に必要な事業やサービスを共助によって維持・創出することを目的に事業者とその事業を応援する支援者との橋渡し役を担う。 プロジェクトの認定には、k―Bizでエントリーに関する相談を行うことを必須条件とし、審査会にて事業者がビジネスプランや創業の背景(社会課題・起案理由)、地域への思いなどについてプレゼンを行う。 審査会では①地域に足りない機能、社会課題解決のために必要な事業であるか②ビジネスモデルとして成立しており、継続性があるか③事業者の熱意があるか―を基準に委員が審査し、基準を満たす事業を釧路共助プロジェクトに認定する。認定を受けた事業は、KCボードのホームページなどを通じて支援者へ周知し、支援の条件などについては当事者間で協議を行う。