「ゼブラ企業」とは、社会課題解決と経済成長の両立を目指す事業者を指す。今、地域経済の新しい担い手となるべく、スタートアップ企業がゼブラ企業を目指すことが注目されている。それは、地域経済を活性化するだけでなく、地域が抱えているさまざまな問題を解決する可能性を秘めているからだ。地域からゼブラ企業を目指す経営者の原動力とは何かに迫る。
若者の育成、障がい者の就労機会拡大 シニアの能力発揮でまちの活性化を図る
福島県いわき市で介護と障がいのサービス事業などを展開するi-stepは、東日本大震災の翌年、2012年12月に「地域を元気にする企業」として誕生した。高齢者向けおよび発達障がい児向けのデイサービス、訪問看護などの事業を通じて「シニア層が能力を発揮できる機会創出」「障がい者の就労機会拡大」「若者の育成」を行い、新たなサービスの開発と地域を巻き込んだ持続可能な地域発展の促進を目指している。
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