一般社団法人鹿児島県商工会議所連合会は7月31日、鹿児島の魅力をPRするアンテナショップ「かごしま屋」を大阪市の商業施設内に開設した。同店舗は、「鹿児島を楽しむ、学ぶ、味わう」をテーマとし、鹿児島県内にある地域企業の関西エリアでの販路拡大、地域産品の掘り起こしを図るもの。運営も同連合会が担っており、年中無休(元日除く)で営業している。売り場面積は約79平方㍍。奄美大島で生産される絹織物「大島紬」でつくったのれんと、「桜島」の映像が目印だ。
同日にオープンしたJR大阪駅西口の商業施設「KITTE大阪」2階は、「ええもんにっぽんめぐり」と称して全国のアンテナショップを集めたフロアとなっており、「かごしま屋」はこの一角に位置している。県の特産品や同店でしか買えない逸品などを販売しているのが特徴となっている。オープン当日から5日間はオープニングイベントを実施。焼酎の試飲やさつま揚げの試食・販売、キンカンとチョコレートを使った焼き菓子の配布などを行い、多くの来店客でにぎわった。
また、オープンに合わせて「かごしま屋」専用ホームページやインスタグラム、フェイスブックのSNSを開設した。ホームページでは、同店舗で取り扱いのある98社549品(オープン時)の商品情報を提供。簡単な商品説明に加えて、商品それぞれの価格、出品事業者、賞味期限や保管方法などが分かりやすく掲載されている。英語・中国語・韓国語など多言語対応で、カテゴリー別に商品検索が可能となっている。ほかにも、店舗内でのイベント情報、県内各地の観光情報などを紹介している。また、SNSでは店舗での期間限定フェアやセールの情報などを随時発信していく。
同連合会では、出品事業者を対象に、商品改良セミナーなどの開催も予定している。同連合会担当者は、「この店舗を通じて関西圏における会員事業者の販路拡大に努めたい」と話している。
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