日本商工会議所は7月29日、「商工会議所デジタル化に向けた職員情報交換会&デジタルツール展示会」を福岡市で開催した。全国79商工会議所・連合会から職員115人が参加し、展示会にはITサービス提供会社・ITベンダーなど42社が出展した。これまで東京で開催していたが、西日本での開催を希望する声に応えて今回初めて福岡市で開催した。
当日は専門家による「自所に合ったデジタルツールの選び方のポイント・考え方について」と題した講演会を行った。また、参加者は自所のデジタル化の進展度合いによってグループに分かれ、どのような業務分野にどのようなデジタルツールを導入すべきか意見交換を行い、その結果を踏まえ展示ブースを訪れ、実際にデジタルツールを体験した。展示会では出展者による講演も行われた。
参加者からは「各地の商工会議所の現状、取り組みを担当者本人と情報交換が出来る機会となり、とても参考になった」「他の商工会議所の状況や参考にしたいツールも見つかり、大変有意義だった」「改めて早急な対応をしなければ時代に取り残されるという危機感を強く覚えた」といった声が寄せられた。
同事業は、会員企業のデジタル化を推進するに当たり「まず商工会議所自身がデジタル化しよう」という多くの商工会議所からの要望に応える形で昨 年から開催している。
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