北海道北見市留辺蘂(るべしべ)町は、網走から75㎞、旭川から130㎞地点のオホーツク圏に位置しており、人口5千人余りの小さな内陸のまちです。人口のピークは1962年時点で、2万1千人に達していました。「福祉」と「スポーツのまち」であり、少子高齢化のモデル的な状況にあります。2006年3月には、留辺蘂町、北見市、常呂町、端野町の1市3町が合併して新しい「北見市」が誕生しましたが、留辺蘂商工会議所は現在も単独で運営しています。
留辺蘂の自慢は、歴史ある温泉観光地・温根湯(おんねゆ)温泉郷を有していることです。地区内にはおんねゆ温泉、滝の湯温泉、ポンユ温泉があり、それぞれ多くの日帰り入浴客や宿泊客でにぎわっています。また、基幹産業である林業・林産業の企業数は減少しましたが、特徴のあるさまざまな木材製品を道内外に向けて製造販売しています。農業は畑作が主で、ミネラル豊富な「白花豆(しろはなまめ)」は生産量日本一を誇っており、それを原料とした甘納豆や白花カステラなどは人気の商品となっています。
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