日本・東京商工会議所に事務局を置くASEAN・日本経済協議会日本委員会(AJBC)はこのほど、経済産業省とASEAN加盟国、ASEAN事務局がラオスのビエンチャンで開催した「日ASEAN経済大臣会合」における民間経済界との対話セッションに出席した。同会合は、日ASEAN間の貿易、投資、事業の促進、協力、拡大などに向け、日ASEAN経済大臣に対し、日本産業界の代表がビジネスの現状と課題の報告および提言などを行うことを目的に毎年開催されており、今回で30回目。会合には、吉田宣弘経産大臣政務官(当時)をはじめ、ASEAN各国の経済大臣や日本産業界関係者など約40人が参加した。
会議では、ASEAN各国への経済ミッションの派遣、日本とASEAN各国経済委員会間の合同会議の開催などの経済交流などについて報告。また、日本からASEANへの投資促進支援事業として各商工会議所に海外ビジネス相談員を設置し、日本企業がASEANへの進出を検討する上でのガイダンスなどを行っていることを紹介した。ASEANのカオ・キムホン事務総長は、「引き続き日ASEAN共創ビジョンに基づき、グローバ ルサプライチェーンの構築により双方に利益をもたらすような協力関係の継続をお願いしたい」と期待を示した。
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