新宮商工会議所(和歌山県)青年部(新宮YEG)などで構成する実行委員会は9月29日、「『木材並べ』でギネス世界記録に挑戦‼」を開催した。同イベントは、新宮紀宝道路開通と「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年を記念したもの。新宮紀宝道路に地元特産の木材「紀州材」を並べて和歌山県と三重県をつなぎ、ギネス世界記録™「Longest line of squared timbers(最も長い材木の列)」に挑戦し、見事、認定を勝ち取った。
新宮紀宝道路は今秋開業予定の、紀伊半島を一周する高速道路の1区間。延長2・4㌔㍍で、和歌山県と三重県の県境には821㍍の「熊野川河口大橋」が設置されている。同イベントでは約300人の参加者が協力し、この橋の上に1本約4㍍の紀州材を150本、並べて置いていった。
使用した紀州材には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の地元スポット名を記載して、いにしえの熊野古道をイメージした。同イベント後、紀州材はベンチなどの木製品に加工し、ふるさと納税の返礼品として活用する予定だ。
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