倉吉商工会議所青年部(鳥取県・倉吉YEG)は、2024年に鳥取県立美術館が開館することに先駆け、地域全体を盛り上げることを目指してモザイクアートを制作し、2月21日にお披露目した。
完成したモザイクアートはおよそ縦2メートル、横1メートル60センチのサイズで、市内の小学生2500人の絵画や版画作品を写真にして組み合わせたもの。18年12月から今年1月にかけて青年部会員が各小学校へ赴いて撮影した児童たちの作品を並べて、大きな一枚の絵画、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を制作した。
「美術館が開館する5年後、今の小学生が中学生・高校生になったとき、自分が小学生のときに描いた絵を探すのって楽しいだろうね」という発想の下に始まったプロジェクトだという。
「地域の将来を担う子どもたちが、美術館に関わる事業に親近感を持って参加するきっかけになれば」と、同所担当者。作品は建設予定地に設置されるほか、ポスターとして各所に展示される予定になっている。
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