市原商工会議所(千葉県、榊原義久会頭・宝生堂サカキバラ)は12月7、8日、江戸時代から続くイベント「五井大市」を開催した。同イベントは、2日間公道や公園を封鎖して行う毎年12月恒例のイベントで、今回は飲食店など約230店舗が出店した。起業を目指している人たちが出店できるエリアや、まちづくり団体による本格的なステージも設けた。
今回は市原刑務所と連携し「刑務作業品矯正展」も実施。全国11刑務所で制作された桐たんす、テーブルなどの家具、革製品やせっけんなどの日用品、鉄製のアウトドア用品などが販売された。これは日ごろから同所と同刑務所が連携していたことから実現に至ったもの。同企画目当てに来場した客もおり、にぎわいを見せていた。
ほかにも、社会福祉協議会五井支部と連携し、高齢者や障害児の福祉サポートの相談ブースも設置。「介護のことをどこに相談したらいいのか分からない」という声に応え、予約なしで気軽に相談できるようにした。「五井大市を楽しみながら、家庭の悩みも少し解消できたので、来て良かった」という来場者の声もあった。
記事提供: 日本商工会議所