観光庁とスポーツ庁、文化庁はこのほど、スポーツや文化・芸術資源の融合により観光活性化を図る優れた取り組みを表彰する「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」の受賞団体を発表した。今回は、25件の応募の中から本賞3件、特別賞4件の計7件が受賞。本賞の「文化ツーリズム賞」を、京都商工会議所(京都府)、大津商工会議所(滋賀県)、京都市・大津市の観光協会や民間企業などでつくる琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会による取り組み「フィールドミュージアム『琵琶湖疏水』の魅力発信等による文化・景観や観光振興への貢献」が受賞した。
この取り組みは、明治維新後衰退した京都の活性化のため1890(明治23)年に建設された、大津と京都を結ぶ水路「琵琶湖疏水」の舟運を2018(平成30)年に観光船の運航でよみがえらせたもの。官民が連携し、観光船の運航とともに沿線の魅力向上や周遊促進のための各種取り組みが行われている。地域の歴史的・文化的背景や日本遺産に認定されたストーリーを生かしたコンテンツで経済効果を生んでいることや、情報発信、ハード・ソフト両面の整備、魅力づくりが評価された。
なお、本賞の「スポーツ文化ツーリズム賞」は山形県飯豊町商工観光課(「白川湖の水没林」における「映える」カヌーツアーを主軸としたサステナブルな観光地づくり)、「スポーツツーリズム賞」はサロマ湖100㎞ウルトラマラソン実行委員会(サロマ湖の雄大なロケーションを舞台にした100㎞の日本陸連公認レース ウルトラマラソンの原点「サロマ湖100㎞ウルトラマラソン」)が受賞した。
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