神戸商工会議所(兵庫県、川崎博也会頭・神戸製鋼所)や神戸市、市内ものづくり企業などで構成される実行委員会は11月8日と9日の両日、地元製造業の工場やものづくりの現場を公開し、来場者にその魅力を体験してもらう地域一体型オープンファクトリーイベント「開工神戸-KOBE OPEN FACTORY-」を開催した。
3回目の開催となった今回は、靴や革製品製造、金型加工などの企業に加え、靴部品、紙製品、食品製造業および教育機関など初出展の11社・団体を含む合計33社・団体が出展し、2日間合計でのべ6000人が来場した。
同所が実施した外国人向けツアーではケミカルシューズの製造現場の見学や刺しゅうワッペンづくりのワークショップを実施。参加者からは「工場見学やワークショップなどの日本のものづくり現場で貴重な体験ができた」との声が聞かれた。
一方、出展企業からは「来場者一人ひとりとコミュニケーションを取ることができ、作り手の思いをしっかり伝えられた」などの感想が聞かれた。
なお、参加者から次回開催時期やエリア拡大を期待する声が寄せられていることから、実行委員会で「2025年大阪・関西万博」会期中の開催も視野に入れて検討する」と話している。
記事提供: 日本商工会議所