西宮商工会議所(兵庫県)が事務局を務め、市内洋菓子店で構成される西宮洋菓子園遊会は4月1日、「洋菓子詰め合わせバッグ」を販売した。同バッグは今年西宮市制100周年を迎えたことを記念して企画。同市はパティシエが手づくりした洋菓子を販売する工房型の洋菓子店が全国的にも非常に多く存在している「洋菓子のまち」であることから、作成された。
用意したバッグは「甲山セット(黄緑色)」「宮水セット(水色)」「桜セット(ピンク色)」の3種類で、各セット200個の計600個。市制100周年限定のデザインがプリントされ、それぞれに異なる市内洋菓子店5店舗の洋菓子が一つずつ入っている。
当日は訪れた客で早朝から長蛇の列ができ、販売開始直後に完売するなど大盛況となった。バッグは購入後も各店舗で洋菓子の買い物を楽しんでもらえるよう洋菓子を持ち帰ることが可能な保冷バッグとなっている。バッグに同梱している特典カードを持参し対象となる14店舗で2000円以上の商品を購入した人に焼き菓子をプレゼントするなどの特典サービスも実施した。
同所担当者は「2011年からさまざまな取り組みを通して、西宮の洋菓子ブランドの発信を行ってきた。今回は以前から要望が多かった『いろいろな洋菓子店のお菓子が入った詰め合わせ』を洋菓子店の方々と意見を出し合いながら実現することができた。詰め合わせバッグを購入して市内洋菓子店を知っていただき、楽しんでもらえる仕掛けができたと思っている。この取り組みを通して、西宮の洋菓子ブランドの認知度の高まりと期待を感じた。今後も洋菓子が愛され続けるまちとなるよう皆さまに喜んでいただける取り組みを行って参りたい」と述べた。