福井商工会議所(福井県、八木誠一郎会頭・フクビ化学工業)は4月15日、「福井県アスリートセカンドキャリアセンター」を立ち上げ、福井県経済団体連合会、福井県、県内五つのスポーツチームが連携協定を締結した。経済界、県、スポーツ界が一体となって現役中から引退後までを見据えたアスリートの就職支援を行う。
同センターは、県内企業の慢性的な人手不足や、将来の人口減少社会に向けた新たな人材確保のチャネルが必要だという議論を踏まえて設立された。今後、職業適性検査や、ビジネススキル研修、職場見学などを通じて、現役時からのキャリア形成を支援するとともに、人材確保に課題を抱える県内企業とのマッチングを促進する。さらには、アスリートの将来への不安を軽減し、安心して競技に打ち込める環境と、引退後も福井で活躍し続けられる環境づくりを行っていく。また、将来的には対象競技を広げていくほか、県外アスリートの移住・定住に向けた取り組みも進めていく。
記事提供: 日本商工会議所