今村紙工(いまむらしこう)(愛媛県四国中央市/四国中央商工会議所)
今月は、モダンなデザインの中に伝統が息づく、華やかな祝儀袋をご紹介します。
紙のまち・四国中央市は、和紙の原料となるコウゾやミツマタの産地で、良質の水源にも恵まれていることから、紙すきや元結・水引づくりが発展し、多様な紙加工業が集積しています。1968年に同地で創業した今村紙工は、そうした土地柄を生かし、紙加工のプロフェッショナルとして幅広い紙製品を手掛けてきました。
祝儀袋は、老若男女を問わず使用しやすい、落ち着きや高級感のあるデザインを中心に、和柄を取り入れたもの、水引飾りで彩られたもの、コンパクトなサイズ感を意識したものなどさまざまなバリエーションを展開しています。
コロナ禍の影響などで冠婚葬祭の姿が大きく変化する中、今村紙工は祝儀袋を通じて人の心を結ぶ架け橋となる文化を伝え続けています。
お問い合わせ
今村紙工
TEL : 0896-23-5453
HP : https://imamurashiko.co.jp
※月刊石垣2025年6月号に掲載された記事です。