市販薬は、医師の処方箋がなくても、薬局やドラッグストアなどで自ら選んで買える医薬品のことです。対面販売で薬を購入するところから、「Over The Counter (カウンター越し)」の略で「OTC医薬品」とも言います。
市販薬は、薬に含まれる成分の使用方法の難しさや相互作用(飲み合わせ)、副作用などを評価して、「要指導医薬品」と「一般用医薬品」に分類されます。要指導医薬品は、市販薬として市場で販売されて間もないものなどで、購入に当たっては薬剤師の説明が義務付けられています。そのためインターネットでは買えません。一方、一般用医薬品は効果が穏やかで比較的安全性が高いものを指します。ただ、副作用や相互作用などで注意が必要な度合いの高いものから、さらに第1類~第3類に分類されています。