私たちが病気になったとき、より良い医療を受けるには医師に味方になってもらうことが大切です。その際、ポイントとなるのが〝コミュニケーション力〟です。医師に症状や気になっていることなどを的確に伝えられるかどうかは、その後の診断にも影響を及ぼす可能性があります。そこで医療機関を受診するときは、自覚症状について具体的にまとめておく、質問があれば準備しておく、病気や症状について予備知識をつけておくことをおすすめします。
例えば、健康診断で「血圧が少し高い」と指摘されて医療機関を受診するとします。この場合、必ず血圧の数値を持参しましょう。できれば今年のものだけでなく、「昨年は血圧の上が128だったが、今年は142に上がった」というように、数値の変化を伝えられると良いでしょう。毎年健康診断を受けているなら、数年分の検査結果を提示するとより伝わりやすくなります。