社会の中で女性の活躍が期待されている今日。結婚や出産をしても離職せずに働くことが一般的になりつつあります。それに伴い、仕事や家事・育児の両立を実現する制度や職場環境の改善が進んできました。他方で、その活躍を妨げる一因に、月経痛やPMS(月経前症候群)、更年期の諸症状など“女性特有の健康課題”があります。
女性の体調は、女性ホルモンのサイクルや年齢によって変化します。個人差は大きいものの、月経時に強い腹痛や腰痛で寝込んだり、月経前に体のだるさやイライラなどが生じて集中力が低下したり。更年期になれば、ホットフラッシュ(ほてり、発汗)や動悸(どうき)、不安感など心身にさまざまな不調が現れやすくなります。