公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)日本政府観光局(JNTO)はこのほど、第9回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の各賞を決定した。同表彰は、ツーリズムの発展・拡大に貢献する組織や個人の優れた取り組みを称えるもので、今回は国内外から213件の応募があった。
受賞した取り組みは国土交通大臣賞、経済産業大臣賞(各1件)、観光庁長官賞(3件)など45件。その中で、八女商工会議所(福岡県)の「八女福島観光プロジェクト~八女茶・地域伝統産業×古民家による体験&滞在型観光の創出」が審査員特別賞を受賞した。
同所は人口減少が進む八女市の交流人口増加を目指して2017年から同プロジェクトに取り組み、20年に古民家を活用したホテル「NIPPONIA HOTEL(ニッポニアホテル)八女」を開業。それを核に〝茶の産地〟をアピールするカフェの開設、八女茶ソムリエスクール事業の開始、イベントや体験コンテンツの企画などで観光地としての魅力向上を図ってきた。現在は、新たな古民家ホテルなどの宿泊施設や飲食店も複数開業し、観光客の増加や地域の活性化につながっている。
なお、今回の国土交通大臣賞は、株式会社KURABITO STAY(酒蔵から始まる、地方創生と日本酒ツーリズムの可能性を創る酒蔵ホテル®「KURABITO STAY」)が、経済産業大臣賞は、ひがし北海道観光DXプラットフォーム(ひがし北海道・交通事業者がつなぐエリアまるごと観光DX)がそれぞれ受賞している。
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