御坊商工会議所(和歌山県)は12月31日まで「第1回麻雀(マージャン)シールラリー」を開催している。同事業は、御坊市がマージャン牌(はい)の製造シェア日本一を誇る「マージャンの聖地」であることから、初めて企画。市内の商店街や飲食店への回遊性を高めるとともに、観光・物産・ゲーム要素を融合した地域独自の集客コンテンツを開発し、マージャン文化と地場産業の再発見による市民の誇りの醸成を目指す。
シールラリーは市内の飲食店38店舗が参加。対象店舗で1人当たり1000円以上の買い物、飲食をするともらえるマージャン牌シールを集め、手持ちの牌シールと合わせて役を完成させると役に応じて景品と交換できる。また、役が完成しなくてもシールを14枚集めるとマージャン牌キーホルダーがもらえる。
来年度以降も開催を予定しており、参加者の反応や来訪者データを踏まえ、スタンプラリーだけでなく、他の分野を横断した企画を複数展開し「マージャンの聖地」としての認知度向上を図る。
同所担当者は「マージャン牌の全国トップの産地という誇れる資源を、地域の交流・経済・観光に生かしたいという思いから本事業は始まった。今回のイベントを通じて、多くの方が『マージャンって面白い!』『御坊ってユニークな町だな』と感じていただければうれしい。今後も継続していけるよう、地域の皆さまと共に育てていきたい」と述べた。
