福井商工会議所は10月9日、「第1回 そばを楽しむ会~食べて!聞いて!学んで!~」を開催した。当日は、福井出身の落語家が「時そば」を演じた後に、3種類のそばと一品料理を加えた限定の食べ比べセットを味わう食事会が行われ、そば店店主自らが福井のそばの特徴を解説した。
今回の楽しむ会の開催目的は、そばに関心のある人に同所が2022年から実施している「SOBAR(ソバール)プロジェクト」を周知することだ。同プロジェクトは、越前おろしそばや地酒、酒のさかなといった福井名物を一度に楽しめる飲食店を「SOBAR」として認定することで、福井のそば文化を新たな視点で情報発信し、県内飲食店の活性化とそばの消費拡大を図るもの。今回の会場となった店舗も認定店舗で、参加者は福井の名物を存分に楽しんだ。
楽しむ会は今後も継続して開催していく予定としている。また、スタンプラリーや酒を飲まない人でも楽しむことができるセカンドブランドの展開など、SOBARの認知向上に向けた事業も複数実施予定だ。
同所担当者は「そばを楽しむ会を通して、より多くの方へ福井のそばの魅力を再認識してもらうとともに、SOBARについて発信していきたい。そして、まずは県内でSOBARを盛り上げるとともに、県外客からも今以上に興味を持ってもらえるコンテンツにしていきたい」と期待を述べた。
