日本・東京商工会議所は11月20日、「2025年度の中小企業の賃上げに関する調査」の結果を公表した。同調査は、25年度(4月以降)の中小企業の賃上げ額・賃上げ率を把握し、今後の要望活動に生かしていくために実施。調査結果によると、今年度に「賃上げを実施済み」「実施予定」と回答した企業は、合計で全体の82・0%を占め、6月調査と比較して12・4㌽増加。従業員20人以下の小規模企業では16・6㌽の大幅な増加となったことが分かった。
正社員の賃上げ額・賃上げ率は、春季労使交渉に基づく賃上げ額・賃上げ率と比較するべく、「賃上げを実施済み」「賃上げを見送る」(予定・未定を除く)と回答した企業772社の正社員の25年3月と9月の賃金を集計し算出。その結果、賃上げ額は(月給)は1万3183円、賃上げ率(加重平均)は4・73%となった。
日商の小林健会頭は11月20日の臨時会員総会後に行われた記者会見で同調査の結果に言及。賃上げ率(加重平均)について「予想よりも高く、中小企業が健闘した結果」と評価した一方で、「人手不足が深刻化する中、企業として賃上げせざるを得ない状況が続いている」と懸念を示した。
同調査は、6月調査に回答した企業を対象に実施。調査期間は10月17~31日で、回答企業数は1247社(回答率41・0%)だった。
