日本商工会議所は11月28日、第2回「地域経済に関する懸賞論文~ローカルファーストな経済社会の共創に向けて~」の各受賞論文を決定し、公表した。
同事業は、地域経済活性化に向けた方策の検討を進めるため、学生・若手研究者らによる関心を喚起し、研究を促進することを目的に2024年度から実施。2回目となる今回は、12件の応募の中から、一関商工会議所・経営支援課長の金野剛士(こんの・たけし) 氏の「地域の経済・社会の持続可能性を高める『先回り』事業承継支援の提案」を最優秀賞(地域共創専門委員長賞)に選定した。
同著は、地方経済における中小企業の事業承継について、実践に基づいた深い検証と明確な成果を示していることに加え、エコシステム型支援体制や先回り支援、県境を越えた商圏ファーストな支援といった具体的で新規性のあるアプローチなどが高く評価された。
また、審査委員特別賞(まちづくり・地域経済循環推進専門委員長賞)には、福知山公立大学地域経営学部・地域情報学研究科准教授の張明軍(ちょう・みんぐん)氏による「農産加工品の市場拡大におけるAI生成情報活用の可能性―地域消費者の意識構造に着目して―」を選定した。
なお、各受賞者には、賞金を授与するほか、希望に応じて「地域共創専門委員会 臨時研究員」を委嘱する予定となっている。