日本商工会議所は2018年11月30日~12月9日、台湾・台北市のセレクトショップ「你好我好(ニーハオウーハオ)」で、日本各地の工芸品・日用品などの展示販売会を開催した。販売会には、桐生(群馬県)、瀬戸(愛知県)、多治見(岐阜県)、大和高田(奈良県)、高岡(富山県)、鯖江(福井県)、有田(佐賀県)の7商工会議所の会員事業者による商品計65点が出品された。
同イベントは、日商が実施している全国の小規模事業者による地域資源を活用した商品開発・販路拡大を支援する「feel NIPPON」(中小企業庁補助事業)の一環として実施。職人の匠の技によって続いてきた日本各地の伝統工芸を台湾に紹介し、各地域に対して興味を持ってもらうとともに、地域発の商品に対する海外におけるニーズを把握する機会として開催した。海外での展示販売会は初めての実施となった。
期間中は400人超が来店。台湾では日本の伝統工芸に対する関心が高く、つくり手の現場を訪ねてみたいというニーズも強いため、有田焼の万華鏡や高岡の鋳物などが持つ精緻さなど、日本の丁寧なものづくりの技を感じられる商品が関心を引いた。
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