各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
那覇商工会議所は、代表銘菓の「ちんすこう」やシークワーサー100%のジュース、ジーマミー豆腐をはじめ、地元の名物を多数出品した。「だし味もずく」は沖縄産もずくに焼きあご白だしを加えた味付けもずく。酸っぱさのない優しい味が好評だ。まんじゅうのような「こんぺん」は琉球王朝時代に宮廷で祭事に供された伝統菓子。ピーナツあんが入っている。
「天使のはね」は食べても音がしないチップスとして人気のスナック菓子。伝統菓子の「塩せんべい」をつくる際はみ出した部分を加工したもので、ふわふわした食感が特徴だ。おつまみや、料理に加えるのもお薦めという。
「王朝みそ」は国産大豆を米こうじと沖縄の天然塩で仕込み、食品添加物を加えず長期熟成した米みそ。安政年間創業の老舗・玉那覇味噌醤油の手づくりみそだ。ウコンを配合した「うっちんみそ」などもブースに並んだ。
また、新たなスイーツとして、那覇市内の洋菓子店が沖縄名物とコラボレーションしてつくったフィナンシェ「シュリアン」も登場。蜂蜜、泡盛、みそ、島豆腐を使った4種類がある。
そのほか、塩せんべいにアーモンドとキャラメルを合わせた「うす焼きせんべいのフロランタン」や結納で使われる祝いの焼き菓子「ご縁結び」、乾燥アオサ、島らっきょうなどもPRした。
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