各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。 毎号1地域ごとに店舗で販売された人気商品を紹介しているが、今回は8地域の自慢の逸品を一挙に紹介する。
塩、鶏炭火焼などアピール
珠洲・西都商工会議所 石川・宮崎県
珠洲商工会議所は、珠洲市の特産品である塩と関連商品を出品した。奥能登塩田村の「奥能登揚げ浜塩」は、平安時代から続く能登半島の伝統製法「揚げ浜式塩田法」で製塩。一時は衰退したこの製法は平成に入ってから同市の事業者らが復活させ、今日に受け継がれている。
また、珠洲製塩の「珠洲の海しお」や、新海塩産業の「珠洲の塩」、ウメ・シソエキスに塩を漬け込んでつくる「桜塩」、七尾市産の野菜「中島菜」をブレンドした「中島菜塩」、藻塩、竹炭塩など多彩な塩も紹介。能登半島で取れた魚を揚げ浜塩を使って干物にした「ひと汐さかな」、蜂蜜に揚げ浜塩をブレンドした「塩蜂蜜」もブースに並んだ。
西都商工会議所は、地元で人気のアイスクリームや「鶏の炭火焼」などを販売した。アイスクリームは西都市内のカフェ、もりのふうが素材にこだわって手づくりしたもので、西都市産キイチゴを使った「木苺」や「チョコレート」「ブルーベリー」などを紹介。また、キイチゴを混ぜ込んだメレンゲの焼き菓子「木苺メレンゲ」、国産バターたっぷりの「岩塩クッキー」も販売した。
鶏の炭火焼は西都市で長年親しまれている飲食店、あかのやが国産鶏を炭火で丹念に焼き上げた人気商品。鶏ののどの部分を使ったやわらかな「せせり炭火焼」、鶏むね肉を塊のまま焼き上げてから蒸した「鶏ぼこ」と共にアピールした。
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