乾物入り菓子やトマトに注目
海南商工会議所 和歌山県
海南商工会議所は、老舗の蜂蜜をはじめレトルトカレーや菓子、ミカン、トマトなどの農産物を販売した。「百花蜜」は、1904(明治37)年に創業以来、海南市で代々養蜂業を営んできた西村養蜂場が和歌山県内でさまざまな花から採蜜した蜂蜜。山が多く海が近い同県ではハゼ蜜の割合が多く、花の香り豊かですっきりとした甘さが特徴だ。同養蜂場は5月初旬にしか採蜜できない貴重なミカンの花の蜂蜜も扱っており人気を呼んでいる。
菓子工房アンシャンテの「まんまるぼうろ」はポルトガルから保存食として伝わったとされる焼き菓子「丸ボーロ」をアレンジしたもの。西村養蜂場の百花蜜を加えてしっとりした食感に仕上げている。
また、地元の乾物問屋、3時のかんぶつやさんが開発した乾物入りの菓子、「かんぶつシフォン(ひじき)」「削りたて鰹節クラッカー」「かんぶつパウンド(わかめ)」や、古民家カフェ・黒江ぬりもの館が伝統産業の紀州漆器をイメージして開発した、山椒の効いたカレー「黒江カレー」などもブースに並んだ。乾物入りの菓子は同所の「海南ブランド」にも選ばれている逸品だ。
そのほか、鮮度と熟度にこだわる中西農園のミニトマト(キャロルセブン)、果樹専門農家・青木ファーム&デリが減農薬でじっくり育てたミカン(田口早生)もPRし、来店客の注目を集めた。
最新号を紙面で読める!