新感覚の「蕨もち」PR
蕨商工会議所 埼玉県
蕨商工会議所は、蕨市の新名物として開発した菓子「わらびの蕨もち」を販売した。同商品はこしあん、きなこクリームクランチ、チョコクリームクランチの3種類。こしあんは、しっとりとしたこしあんを蕨もちで包み、きなこを振りかけたもの。きなこクリームクランチとチョコクリームクランチは、それぞれあんとなるクリームにサクサクした食感のクランチを混ぜ込み、特にチョコクリームクランチにはココアパウダーを振るなど新感覚の和菓子に仕上げた。
わらびの蕨もちは、日本商工会議所の「平成29年度地域力活用新事業∞全国展開プロジェクト」採択事業として同所が商品開発したものだ。蕨市は、古くは中山道の宿場町、江戸時代末期からは綿織物で栄え、1946(昭和21)年には全国に先駆けて「成年式」を開催し〝成年式発祥の地〟ともいわれるまち。現在は都心のベッドタウンとして若い世代も多い中、名物となるものが少ないとの地元の声に応え、〝ホンモノ志向の大人の菓子〟の開発を目指した。
今回は、テスト販売として出品。来店客の反応やアンケート結果などを参考にしながら、商品やパッケージを改良し、2019年度から販売を予定している。同所は、「若者にも受け入れられやすいよう工夫した。蕨の新名物として、長く親しまれるお菓子に育てていきたい」と意気込みを見せている。
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