全国商工会議所女性会連合会(全商女性連)は6日、「第51回全国商工会議所女性会連合会鹿児島全国大会」を鹿児島市で開催し、全国330女性会から約2500人が出席した。全商女性連の藤沢薫会長は、「令和の時代を迎え、心新たに、各地域の女性活躍を牽引(けんいん)する女性のリーダーとして、また、一人一人が輝く女性経営者団体として、未来を開いていく活動と成果を追求していかなければならない」と全国の女性会メンバーへ一層の女性会活動の推進を呼び掛けた。
主催者を代表してあいさつした藤沢会長は、全商女性連が1969年の創立から半世紀を迎えた中、日本最大級の女性経営者団体として、「現代を生きる私たちは、諸先輩方から受け継いだ立派なバトンを、常に新しい視点を持ち、一層発展させていかなければならない」と強調。「全商女性連は、全国ネットワークを最大限に活用し、各女性会の活動や挑戦を全力で後押ししていきたい」と意気込みを示した。
引き続きあいさつした日本商工会議所の三村明夫会頭は、「直面する経営課題を克服するとともに、地域の明るい未来を切り開くためには、各地において多様な関係者を巻き込み、地方創生を図ることが不可欠であり、その鍵となるのは、何より女性の力」と指摘。「日本最大のネットワークを持つ女性経営者団体として、令和の時代にふさわしい女性ならではの柔軟かつ大胆な発想と実行力で、次の50年、また100年に向けて、これまで以上に地域経済に新たな活力を与えてほしい」と期待を寄せた。
大会では、「第18回女性起業家大賞」の表彰式を実施。最優秀賞に輝いた、ドレスやアクセサリーのオンライン型レンタル事業を行っている株式会社ミスコンシャス(愛知県蒲郡市)代表取締役社長の小山絵実さん、スタートアップ部門(創業5年未満)優秀賞のSAY株式会社(大阪府大阪市)代表取締役の藤井治子さん、グロース部門(創業5年以上10年未満)優秀賞の株式会社洗心(山梨県甲府市)代表取締役の露木里恵さんの3人が表彰された。最後に来年の開催地である岡山県倉敷市の倉敷商工会議所女性会が次回総会への参加を呼び掛けて大会を締めくくった。
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