日本商工会議所青年部(日本YEG)は、2019年9月7日から始まる9カ所のブロック大会と、2020年2月21日開催の第39回全国大会「ふじのくに静岡ぬまづ大会」の各分科会で、日本YEG交流委員会主催のビジネス交流会を全10回開催する。
事業の目的とスケジュール
同事業は、北海道から沖縄まで全国各地に広がるYEGネットワークを活用してメンバーの気付きや学び、ビジネスにおいて信頼できる仲間との出会いの場を創出し、メンバー自身の成長、自企業の発展に寄与する場を提供することを目的として行うものである。
ブロック大会は、9月7日の東海ブロック・愛知県刈谷市を皮切りに、14日の四国ブロック・徳島県吉野川市、21日の北海道ブロック・北海道滝川市、28日の東北ブロック・山形県新庄市、10月5日の中国ブロック・島根県江津市、12日の近畿ブロック・福井県大野市、19日の北陸信越ブロック・石川県加賀市、26日の関東ブロック・茨城県ひたちなか市、11月2日の九州ブロック・宮崎県小林市まで9カ所で行われる。その後、2020年2月21日に行われる第39回全国大会「ふじのくに静岡ぬまづ大会」も含めた各分科会で、全10回のビジネス交流会を開催する。
ビジネス交流会の内容
ビジネス交流会の基本的な流れは、名刺交換から始まり、自己紹介、テーマの選出を行い、第1部で、「新規事業立ち上げゲーム」として自社事業を踏まえKJ法(※)にて意見交換し、ゲーム上で事業の立ち上げを行う。第2部では、参加者の自企業経営における課題と、その対策・要望などについてディスカッションを行い、これらを総括して発表を行う。
経営課題を発見し、その対策を立てることは、実際の現場においてはなかなか難しく、どの企業においても最も悩ましい問題の一つであるが、経営者同士が集まりディスカッションすることで、他企業の成果や実行時の課題、その対策まで学べる良い機会である。一人より二人、二人より三人と意見を出し合うことで、一人では考えつかないひらめきを得るチャンスの場にもなる。
ビジネス交流会は、各単会でも活発に開催されている事業の一つだが、日本各地にいる34000人の仲間たちとビジネス交流できる機会は、日本YEGだからこそ実現可能な事業である。このスケールメリットを日本中のYEG同志と共に生かし、自己研鑽、自企業の発展へつなげ、ますますの繁栄、未来の創造へ前進する第一歩としてほしい。
※ブレーンストーミングなどにより、課題解決を図る手法
2019年度日本YEG交流委員会・湯川孝一委員長からのメッセージ
昨年11月の帯広での全国会長研修会や、今年4月の全国会長会議の場で、若い会員やYEG経験の浅い会員にも参加しやすいビジネス交流会を企画してほしいという要望を数多く頂きました。そこで今年度は、各ブロック大会や全国大会の分科会として開催することで、多くの会員の皆さまが参加できる企画を計画しました。地元で商圏が重なる相手ではなかなか相談しにくい内容でも、多様な地域から集うYEGメンバーを相手に本音をさらけ出して語り合えるのが本事業の最大の魅力です。参加される皆さまには、その場の名刺交換だけで終わらず、継続的なお付き合いを通じて自企業の発展や自己研鑽へとつなげられることを願っております。皆さまのご参加を、交流委員会一同、心よりお待ちしております。
取材・写真撮影:日本商工会議所青年部(日本YEG)広報委員会
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