セレクト地域短信 〝空自空上げ〟普及へ ジビエ肉使用も計画中

西正次会頭(左)が普及協定に調印

小松商工会議所(石川県)は、航空自衛隊小松基地の食堂で人気の唐揚げ、「小松基地空上げ(からあげ)」を地域グルメとして商品化し、普及を推進している。この空上げは、鶏肉を酒かすと塩こうじに漬け込み、衣に米粉を使って揚げるのが特徴。小松市内の精肉店・飲食店など4店がそれぞれ独自性を出した味を提供し好評だ。今後は参加店を拡大するほか、地元名物のジビエ肉を使った空上げの提供も計画している。

「空上げ」とは、「より上を目指す」との意味が込められた呼称で、航空自衛隊各基地が独自の空上げをつくり、定番食としている。小松基地では地元の食材に着目し、酒かす、塩こうじ、石川県産米の米粉を使った空上げを開発。地域おこしになればと2018年9月に同所と普及協定を結びレシピを提供した。

同所は同月、市内の事業者、基地の支援団体などと普及推進団体「小松基地空上げ普及会議」を設立し、認定制度を設けて参加店を募集。テーマソング「スカイ☆フライ」を制作し、小松基地の恒例イベント「航空祭」出店時には空上げ購入者にCDを配布するなどPRに力を入れている。

現在提供されているのは、中出精肉店の「こまつ大麦味噌空上げ」、カフェ&バールエムラインマーケットの「エムズ特製空上げ」、ゆのくにの森漁師の館の「空上げ定食」と、ふる本とカフェこまつ町屋文庫のトマト風味の空上げ。同所は、今後も順次提供店を増やしていく予定だ。

また、同所は害獣として捕獲されるイノシシ・鹿などの肉を使ったジビエ料理「こまつ地美絵」の普及も推進していることから、ジビエ肉を使った空上げの開発も計画中。近年害獣被害の増加が問題となる中、被害を抑え、その食肉を有効活用しようと飲食店や九谷焼・酒造組合などと連携し、こまつ地美絵ブランドの育成を図っている。今春、市内に獣肉加工処理場が完成するのを機に、ジビエ空上げや新たな地域グルメを発信していく。

この記事をシェアする Twitter でツイート Facebook でシェア

次の記事

セレクト地域短信 『じゃらん』とコラボ ご当地体験プログラム満載

和歌山県 海南商工会議所

海南商工会議所(和歌山県)は旅行専門誌『じゃらん』を制作するリクルートライフスタイルとの連携で1日、ご当地パンフレット『和歌山県海南市じゃら...

前の記事

セレクト地域短信 「ものづくりフェア㏌碧南」を開催

愛知県 碧南商工会議所

碧南商工会議所(愛知県)は22、23日、ものづくりフェア㏌碧南2019」を開催する。ビジネスチャンスを拡大し、未来のものづくりの担い手を確保するき...

関連記事

セレクト地域短信 「雑煮合戦」2年ぶり開催 テークアウト形式で

新潟県 新発田商工会議所青年部

新発田商工会議所青年部(新潟県・新発田YEG)は1月9日、「第十八回城下町しばた雑煮合戦」を、コロナ禍を考慮して事前予約によるドライブスルーの...

セレクト地域短信 初のオンライン商談会 DX推進へ30社出展

佐賀県 佐賀県商工会議所連合会

佐賀県商工会議所連合会、佐賀県商工会連合会、佐賀県中小企業団体中央会、佐賀県産業スマート化センターなどはこのほど、生産性向上とDX推進につ...

セレクト地域短信 4金融機関と協定締結 企業の海外販売を支援

福井県 鯖江商工会議所

鯖江商工会議所(福井県)は10月26日、地元の4金融機関(福井銀行、福邦銀行、北陸銀行、福井信用金庫)と共に「CROSS BORDER SABAE(CBS)地域金...

月刊「石垣」

20221月号

特集1
老舗に学ぶ経営哲学 100年企業が守ってきた“わが家の商法”

特集2
新たな波が大きなチャンスになる!地域企業連携で新エネルギーに挑む

最新号を紙面で読める!

詳細を見る

会議所ニュース

月3回発行される新聞で、日商や全国各地の商工会議所の政策提言や事業活動が満載です。

最新号を紙面で読める!

詳細を見る

無料会員登録

簡単な登録で無料会員限定記事をすぐに読めるようになります。

無料会員登録をする