大曲YEG 齋藤 健太郎さん
今回、ご紹介するYEGメンバーは、大曲YEGの齋藤健太郎さんです。全国のYEGメンバーの中でも珍しい職業、花火師の齋藤さんにお話を聞きました。
―花火師になったきっかけと、YEGに入ったきっかけは?
家業が1894年創業の花火屋だったことです。11年前に私が会社を作って独立しましたが、父親が事故で亡くなり、兄の工場も古かったため会社を合併し、私が社長に就任しました。入会のきっかけは独立の際、兄以外の経営者にもいろんな話を聞きたかったからです。
―YEGに入って良かったことと、YEGの後輩への思いは?
ほかの業界の人たちからビジネス面で刺激を受け、地域を盛り上げていこうという仲間も増えました。社会人では教わりにくいことを先輩たちに教わることができるので、後輩たちにも同じように接し、企業の担い手不足の問題など悩みを相談できる環境をつくりたいです。
―齋藤さんの会社でここはほかには負けないというところは?
花火づくりは、ほぼ手作業で、大きく分けると4工程に分かれます。この全工程を一人で行うのは難しいので、チームワークでの作業を心掛けています。みんなで力を合わせて『一つのいい玉』をつくるというのが響屋の特徴ですね。
―最後にYEGメンバーに一言
花火大会では、私は打ち上げる側ですが、会場側ではお客さまに事故がないよう安全面を大曲YEGが担っています。私たちはメンバーがいるおかげで日本一といわれている最高の花火を打ち上げることができます。大曲YEGには本当に私は頭が上がりませんし、感謝の気持ちでいっぱいです。
取材・写真撮影:日本商工会議所青年部(日本YEG)総務広報委員会
響屋大曲煙火株式会社
秋田県大仙市長戸呂ハサバ長根1-5
TEL:0187-63-2848
E-MAIL:hibikiya@lapis.plala.or.jp
最新号を紙面で読める!