下関商工会議所(山口県)は2月26日、鹿児島商工会議所の協力を得て、下関の食をテーマにした「維新150年薩長商談交流会㏌かごしま」を開催した。
下関と鹿児島は2011年に九州新幹線全線開通を機に友好盟約を締結し、これまでも合同物産展などを開催して親交を深めてきた。昨年は維新150年の節目だったことから、鹿児島と下関(薩摩と長州)の友好事業として、食をテーマとした商談交流会を企画し、今回実を結んだ。
参加したのは下関市内の水産加工会社や菓子業者など、全10事業者。伊藤博文が解禁した「ふぐ(フク)食」が130年を迎えたこともあり、フクの仲卸業者や関連事業者5社が参加し、フク刺しの調理実演も行われた。大規模な商談会とは一線を画し、ブース展示に加えて出展者ごとにPRタイムを設定。ゆとりあるタイムスケジュールが功を奏し、「来場者と出展者がじっくり時間をかけて商談できてよかった」と、好評の声が寄せられている。両会議所では、今後も交流を深め、ビジネスチャンスの拡大や地域振興発展に努めたいと、共通認識を高めた。
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