青森県八戸市にある「舘 タテグ工芸」は、南部花形組子の製作・販売、各種木工製品製作を行っている。その技術を生かしたのが、この度、経済産業大臣賞を受賞した「木のブックカバー(青森ひば材)」だ。
ひばは、湿気にも強く腐りにくい。また、殺菌成分が強く、防臭効果もあることから、木造建築の柱や土台の基礎材として古くから活用されてきた。今回受賞したブックカバーは、青森ひば材を0・3ミリにスライスし、中に和紙を挟み、特殊な接着剤でプレスしているため和紙の弾力を保っている。
審査員からも「手に取ってみて、びっくりするくらいの手触り」といった称賛の声が上がった。
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