三条商工会議所青年部(新潟県、三条YEG)は3月21日、三条市内の企業20社をアニメのキャラクター風に擬人化した「燕三条企業トレーディングカード・匠の守護者」を市内の道の駅など8カ所で発売した。
同事業は、20代~40代の女性を主対象に、燕三条の技術や製品を擬人化することで分かりやすく紹介し、愛着を持ってもらおうと企画したものだ。包丁の切れ味をアピールする刃物メーカーの「本成寺忠虎」、自然な空間づくりが得意の造園業の「弥五七」など、新潟市の日本アニメ・マンガ専門学校の学生10人が各社を取材し、キャラクターをデザイン。学生からは「さまざまな企業に触れ良い経験になった」、参加企業からは「会社の魅力の洗い出しができた」などの声が上がっている。キャラクターは今後、参加企業が名刺やパンフレットなどに二次利用できる。
カードは1社当たり500枚作成。三条市内の菓子メーカーが製造するおからクッキー(2枚入り)とセットで、1個200円で販売している。どの企業のカードが付いているか開けるまで分からないが、道の駅をはじめ販売は初日から好調だ。同YEGは「参加企業を増やし、次年度も継続したい」と話している。
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