六重苦が加速させたマイナスの影響
本日は、日本商工会議所第121回通常会員総会を、安倍内閣総理大臣、また、全国各地の商工会議所から、多数の皆さまにご出席いただき、盛大に開催することができ、誠にありがとうございます。
つい3年前まで、日本企業は六重苦、すなわち超円高、法人税の高さ、電力価格の高騰、自由貿易協定の遅れ、労働規制の硬直性、環境規制の厳しさに苦しんでいました。この結果、企業経営者、特に大企業経営者は、成長の源泉を海外に求め、海外投資を増加させてきました。
この結果、需要のあるところで生産するという当たり前のグローバリゼーションが定着するとともに、大型海外M&Aの増加に見られるように、日本経済・経営人に外部環境に積極的に向き合うというポジティブな変化がもたらされました。
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