日本商工会議所と全国観光土産品連盟が1269点の土産品から優れた商品を選定。特に優秀な商品に授与される大臣賞と日商会頭賞を1品ずつ紹介する。
日本への外国人観光客が増加する中、日本らしい土産品の需要が高まっている。そんな中、審査会で注目を集めたのが「下町夢ツリーグラス」。東京都の伝統工芸品産業に指定されている「江戸切子」の技術を用いて、2012年に開業した「東京スカイツリー」と花火が施されている。美しいアイスブルーのガラスのグラスは、お酒はもちろん、冷茶など多くのシーンで使用できることから、幅広い世代に喜ばれるお土産品として人気を得ている。
東京の下町でもある江東区亀戸は、古くから町工場が栄えた地域。そんな場所で江戸切子の技術を現代に伝えているのが「彩り硝子工芸」だ。土産品や贈り物のみならず、普段づかいのガラス工芸品を製作しているほか、観光客などに向けた江戸切子体験教室なども開催。伝統工芸の持つ魅力の発信にも努めている。
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